映画舞台への憧れと現実

映画「男はつらいよ」をご存知だと思います。以前にテレビで、そのシリーズ全48話を放送していたので、ついのめりこんでしまい、録画を何度も鑑賞していた時期がありました。

別用で東京へ行った時にその事を思い出し、せっかくなので柴又へ行ってみようと京成電車に乗ったのです。

京成高砂駅で乗り換え、柴又駅に降り立ったのは日も暮れた午後7時過ぎでした。

線路を渡って改札口を出ます。今日は日曜日なので駅前は閑散としていて、一緒に電車を降りた人たちはあっという間に四方へ散ってしまいました。

早速帝釈天への参道を歩きます。

土産物屋が立ち並んでいますが、時刻が遅いのでほとんどの店が閉まっていて人通りも少ない。きっと昼間は賑やかだったのでしょう。でも、私にしてみれば大勢の観光客の中で心細い思いをするよりは、一人で歩いている方が気が楽なのですが。

信号を越えると参道左手に高○屋という店がありました。映画にもよく登場していた店です。草団子が旨いらしいのですが、残念な事にここも閉店作業に忙しいようでした。

帝釈天に着いたので、今度は江戸川の堤防へ出てみる事にしました。

映画が撮影されてから年数が経っているためか、堤防下の道路が立派になっているのには驚きました。その交通量の多い道路を横断して堤防上の遊歩道に出ます。

帝釈天の参道も、江戸川の堤防も映画で見たのと同じなのですが、それ以上の感想は沸いてきません。

まぁ、こんなもんだろうと思いました。遅い時刻に来て良かった。もし昼間来ていたら観光地としての印象が強くてきっと失望していたに違いありません。

そのように納得して柴又駅へ戻る事にしました。

柴又駅の改札を通ってホームにでます。閑散としたホームのベンチに座って電車を待つ。そういえば、映画の中でも寅さんがこのホームで電車を待つシーンも多くあったなぁなどと思い、ここで初めて、映画のシーンと現実のひと時が一致したような気がしました。

そんな事を想像していると、やはり映画のワンシーンのように単線の金町方面から電車がやってきました。

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